FIX窓(はめ殺し窓)とは?メリット・デメリットをご紹介
窓は、家の中に光や風を取り入れる重要な要素です。
窓には様々な種類がありますが、FIX窓、もしくははめ殺し窓という言葉を聞いたことはありますか?
家づくりを検討する中で聞いたことのある方も多いかもしれません。
ですが、FIX窓とはどういうものなのかよくわからないという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、FIX窓とはどういうものなのか、またそのメリットやデメリットについてご紹介します。
家づくりをする上で、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
●FIX窓(はめ殺し窓)とは
●FIX窓のメリット
●FIX窓のデメリット
●まとめ
FIX窓(はめ殺し窓)とは
FIXには、「動かないようにする」「固定する」という意味があります。
つまり、FIX窓とは開閉ができない窓のこと。
通常の窓のように開閉して風を通すということはできません。
開閉できないというと、使い勝手が悪そうに感じるかもしれませんが、メリットもたくさんあります。
様々なデザインのFIX窓があり、インテリアの幅を広げてくれます。
FIX窓のメリット
一見不便な、開閉できない窓のメリットは、通常の開閉できる窓では実現できない大きな窓を取り付けることができることです。
通常の開閉できる窓と比べ、窓をしっかり固定できるため取り付けることのできる窓が大きくなるのです。
また、開閉できる窓の場合、あまり大きく作ってしまうと人が落下したり物を落としてしまったりする危険性も出てきます。
ですがFIX窓の場合はその心配もありません。
開閉できないことのメリットはそれだけではなく、気密性が良いため冷暖房効率が良くなる、閉じ忘れや鍵のかけ忘れの心配がないという防犯上のメリットもあります。
さらに、開閉する必要がないことから様々な形状にすることができ、細長いスリット窓や丸窓など、デザイン性に富んだ窓を取り付けることができます。
FIX窓のデメリット
一番のデメリットは、開閉できないため風通しを得ることができないという点です。
風を通して換気をしたい浴室や洗面脱衣室には向かないでしょう。
他に通風の取れる窓がある部屋や、開閉の必要のない上部に窓をつける場合にFIX窓は適しているといえます。
また、大きな窓を取り付けることができるのがFIX窓のメリットですが、大きな窓は熱を逃しやすく、断熱性が良いとは言えません。
ですが、これは二重サッシやペアガラスなどの断熱性能のいい窓を設置することで改善することができます。
また、FIX窓は窓を開けて掃除することができません。
そのため、高所に取り付けた窓の外側が汚れてしまった場合などは業者などに依頼して清掃する必要があります。
まとめ
FIX窓は、大きな窓やデザイン性のある窓を取り入れることができるのが大きなメリット。
通常の開閉できる窓ではできないような窓を取り付けることができます。
ですが、デメリットもあるため慎重に考える必要があります。
FIX窓を取り入れたいと思ったら、ぜひ一度住宅の専門家に相談してみてくださいね。