めぐる倶楽部

めぐる倶楽部のこだわり

なぜ今、伝統工法の家なのか

ライフスタイルの多様化に合わせて、価値観も多様化している昨今。家づくりの現場でも、素材や形状など新しい価値が取り入れられています。
そうした中、なぜ私たちは伝統工法の家づくりを提案するのでしょうか。決して時代の流れに逆行しているわけではありません。むしろ、今の私たちが直面する問題に適合していると思うからこそ、伝統工法による家づくりを提案しているのです。

例えば、木材の地産地消。
できるだけ輸入材ではなく、地元産木材を使うように心掛けています。輸送にかかる環境負荷を低減し、地域経済の活性化にも寄与するからです。
また、地震の力を吸収・分散するという特徴を持ち、まさに「古いけど最先端」とも言うべき伝統工法の家づくり。地震の多いこの国で何百年と続いてきたことには、理由があるのです。

なぜ今、伝統工法の家なのか

伝統工法の家づくりとは

伝統工法の家づくりとは、どんな工法なのでしょうか。それは細部にまで気を配った、こだわりの工法と言えるでしょう。

例えば、材料。
私たちは、工業製品をできる限り使用しません。地元でとれた木や竹、土などの自然素材を中心に家づくりを行っています。工業製品を使った時と比べて、建築時に発生するごみの量を圧倒的に減らすことができるからです。

例えば、構造。
凹凸に加工した木材を組み合わせる、「木組み」の技法を取り入れています。網かごのような造りのため、地震が来ても揺れを分散してくれるのです。
例えば、壁。私たちにとって身近な材料である、土と藁でつくります。柱と柱の間の「貫」に、竹を編んで下地をつくり、左官職人が丁寧に土を塗り上げ、土壁を仕上げていきます。
この「木組み」「土壁」といった伝統技法こそが、私たちの家づくりの基本となるのです。

社名に込めた思い

「めぐる倶楽部」という社名を聞いて、家を建てる会社だと想像できる人は、どれだけいるでしょうか?一見すると何の会社か分からないかもそれませんが、この社名は、とても意味のあるものなのです。
古くから確立された伝統工法による家づくりは、戦後、大量に住宅が供給された際、途絶えかけてしまったことがありました。そうした危機を乗り越えて私たち日本人の大切なDNAとして脈々と受け継がれてきたのです。この先何百年と時がめぐっても、大切な文化として受け継がれていくべきものだと私たちは考えています。先人たちが灯してきた伝統工法による家づくりという灯を、これからもたやすことなく守り継いでいきたい…。
「めぐる」という言葉の中には、私たちのこんな思いが込められているのです。

社名に込めた思い