めぐる倶楽部の取組み
- 丁寧な仕事で光る職人の技
- 伝統文化を継承するために
- 伝統工法の家はこの国の原風景
丁寧な仕事で光る職人の技
私たちめぐる倶楽部の伝統工法の家づくりは、伝承された技を身に付けた職人たちの存在抜きに語ることはできません。細部にわたるまで意匠を凝らした彼らの丁寧な仕事ぶりは、その様子を見ているだけでほれぼれとするほどです。
すべて手作業でひとつひとつ家を築き上げていく彼ら職人は、便利さや効率性ばかりが求められる現代では希少な存在。だからこそ、彼らを守る必要があるのです。連綿と受け継がれてきた技を絶やすことなく、次の世代の担い手へとバトンタッチすることも、私たちに課せられた使命です。
伝統文化を継承するために
伝統工法の家づくりをすることは、すなわち日本古来の文化を守ること…。木や土といった身近な自然素材を余すところなく使う伝統工法は、日本人の美徳とされる「もったいない」の精神にも通じています。
また、私たちは単に家をつくってそれで終わりとは思っていません。
無事に建物が完成することを祈願する上棟式をはじめ、古くから行われてきた伝統行事も大切にしていきたいと考えています。
この国には古来より、山や川など人を取り巻くすべての自然に神様が存在すると言われてきました。「八百万の神」と呼ばれ、自然を大切にする心を育んできたのです。
私たちが伝統行事を大切にしているのは、こうした考えに基づいたもの。単に工法を守るだけではなく、家づくりにまつわるすべての文化を伝承し、誇るべき日本文化として国内外問わずひとりでも多くの人に伝えていくことも、私たちの重要な役割のひとつだと考えています。
伝統工法の家はこの国の原風景
人と自然とが調和すること。
これが、何百年も前から受け継がれてきた、日本人のDNA。
地元産の材料を活用することで、自然と対峙することのない家づくりが確立されてきました。
その土地との縁(地縁)を大切にし、当たり前のように行われてきたからこそ、伝統工法による家づくりを大切にしていきたいのです。
最近の世の中は、あまりにも、便利さを求め過ぎ。もう一度原点に立ち返って、私たち自身の足元を見つめ直したい…。私たちはそんな考えのもとで、伝統工法による家づくりを提案しています。1軒また1軒と伝統工法の家が建てられ、そこで活き活きと暮らす人々が増えることを願って…。